学園のアイドルふみ奈先生の鼻の穴
プロローグ
学校の廊下。清楚なボブスタイルの黒髪をした愛くるしい顔立ちの娘が右手に出席簿を持ち歩いていた。
小柄な娘である。
純白のブラウスの襟はフリルで花びらのように縁取られ、首もとに黒白ストライプのリボンが結ばれて長く垂れていた。
肩はパフスリーブになっていて愛らしい。
娘にとても似合うブラウスだった。
スカートには白地に縦の黒い縞が、太い縞、細い縞と不規則に並んでいた。胸のリボンと合わせたデザインだ。
スカートの丈は膝が隠れる長さで、ほど良く広がり、娘の歩みに合わせて右左に揺れていた。
目のパッチリとした童顔。
鼻はいわゆる鼻ぺちゃで横に小鼻が伸びているが、決して大きいわけではなく、幼女的な可愛らしい鼻だった。
口はいわゆるアヒル口。
全てが幼く可愛らしい顔立ちだった。
失墜
教室に入った娘は、黒板の前に立ち出席を取り始めた。
教室内は騒ぐ女生徒らの声で賑やかだったが、男子生徒らは全員教師を見てきちんと黙っていた。
足立ふみ奈、新人2年目の古文教師。
彼女は全校の男子生徒らから憧れられる学園のアイドルだった。
男子生徒らは皆、ふみ奈の可愛らしい顔に見とれていた。
人形のような幼い印象が彼らにはたまらなかった。
パッチリとした目、鼻ぺちゃだが可愛らしい鼻、アヒル口、清楚なボブの髪、そして愛らしく楚々とした白いブラウス、胸に長く垂れたリボン。声も綺麗で愛らしかった。男子生徒らは皆うっとりとしてふみ奈を見つめていた。
しかし、彼らがふみ奈に憧れるのは、この時が最後なのだった。
ふみ奈は集まって騒ぐ女生徒らのところに近寄った。
「ほら、席につきなさい。」
と、一人の女生徒が
「先生、今日は先生のために私たちがいいもの買って来たんだよ。」
と言って立ち上がった。
するとまわりの女生徒らも立ち上がりふみ奈に近寄った。
立ち上がると女生徒らは皆ふみ奈より背が高かった。
ふみ奈は脅え、後ずさった。
彼女は女生徒たちにつかまり、乱暴に壁へと押しつけられた。小柄なふみ奈は女生徒らから見下ろされる格好となった。
「ほら。魚肉ソーセージ。」
一人の女生徒は右手に赤いビニールの皮をかぶった極太の魚肉ソーセージを持ち、ふみ奈に見せた。
「むいてあげようね。」
もう一人の女生徒が手に持ったソーセージの赤い皮をむいた。
先ほどの女生徒も同様に皮をむき始めた。
ふみ奈は女生徒らに壁へと押しつけられ、不安げにそれを見ていた。
ソーセージの皮をむいた女生徒らは、手に持った極太ソーセージをふみ奈の顔へと持って行った。
ふみ奈の頭が女生徒らに押さえられる。
ソーセージを持った女生徒二人は、ふみ奈の鼻の穴へとソーセージの先端を押し当てた。
「やだ、やめなさい。」
ふみ奈は体を壁に押しつけられながら抵抗し、頭を振ろうとした。
しかし彼女の頭は力強く女生徒らから押さえられてしまっていて動かなかった。
男子生徒たちがどよめいて見ていた。
ふみ奈の両鼻の穴に魚肉ソーセージが押し当てられた。そして女生徒二人はそのソーセージでふみ奈の鼻をグイグイと押し上げた。
ふみ奈の鼻は前から見ると鼻ぺちゃに見えたが、横から見るとほど良く突き出ていてそれなりの高さがあった。その鼻がソーセージに押し上げられ、ひしゃげていた。
「やめて。何するの?」
ふみ奈は可愛い声を上げ、もがいた。
男子生徒たちはじっと見ている。
「やっぱ無理じゃね?」
一人の女生徒が言った。
彼女らはその極太魚肉ソーセージをふみ奈の鼻の中に押し込もうとしているのだった。
可愛らしいふみ奈の鼻の穴にその太いソーセージが入ろうとはとても思えなかったが、ソーセージはグイグイとふみ奈の両鼻の穴に押し当てられ、ふみ奈の鼻は乱暴にひしゃげていた。
ふみ奈はひどくみじめな顔にされていた。
その顔を男子生徒らが見ていた。
「無理めな可愛らしい鼻だからいいんだよ。」
ソーセージをふみ奈の鼻に押し込む女生徒が言った。
「可愛いふみ奈先生が、どんな顔になるのかなあ?」
魚肉ソーセージを握った女生徒二人はグリグリと力任せにふみ奈の愛らしい鼻の穴へソーセージをねじ込もうと頑張っていた。
「この先生の可愛いらしいところ、絶対、男子に見てもらうんだから。」
女生徒らはふみ奈の鼻の穴をこじ開けるようにしつつ魚肉ソーセージをグリグリ押し込んだ。
「やめて…!」
ふみ奈は抵抗していた。
「もう結構、十分いい顔になってるけど。笑」
一人の女生徒が言った。
「ブタ鼻。笑」
「先生良かったわねえ。男子みんな見てくれてるよ?」
「ふみ奈先生のブタ鼻づら。笑」
グリグリと極太の魚肉ソーセージがふみ奈の鼻の穴に押し当てられていた。
ふみ奈の鼻が激しくひしゃげた。
男子生徒らは皆、見ていた。
ふみ奈の顔が赤く染まった。
二本の極太魚肉ソーセージは、ふみ奈の鼻の穴をグイグイと押し広げ、中に侵入しようとしていた。ふみ奈の鼻の穴はソーセージにこじ開けられようとしていた。
その時である。
左鼻の穴を攻めていた極太ソーセージの先端はついにふみ奈の鼻の穴を大きく押し広げ、一気にヌルリと中へ滑り込んだ。
ふみ奈の鼻が片側だけ大きく広がった。
と、右のソーセージも続いて中へと侵入した。
ふみ奈の鼻の穴は両側とも大きく広がってしまった。
「あ入った!」
「ちょっと見て!でっけえ鼻の穴!笑」
「すげえ!」
「やだ!笑」
「こんなデカかったよ!ふみ奈先生の鼻の穴!笑」
ふみ奈の可愛らしかった鼻は二本の極太魚肉ソーセージに侵入され、前後左右に広がってしまっていた。
男子生徒らは「わっ!」と声を上げ目を見開いた。
それは信じられない光景だった。
あの可愛らしい足立ふみ奈先生の鼻の穴が大きく広がり、二本の極太ソーセージをくわえ込んでしまったのだ。
それは間違いなく、清楚なボブスタイルの髪をした愛らしい足立先生だったが、鼻の穴だけが信じがたいほどに大きく広がってしまっていた。
鼻に魚肉ソーセージを押し込まれ、ふみ奈は醜い姿だった。
女生徒二人はさらにグリグリと魚肉ソーセージをふみ奈の鼻の中へと押し込んだ。
「いにゃ!にゃめなない!」
ふみ奈は鼻声で言った。「やめなさい!」と言ったつもりだった。
「ほら、でっけえ鼻の穴だよ!」
「男子らにも見られてるよ?」
「ハハハ…!」
「かっこわりい!」
「男子の憧れ、ロリロリのふみ奈先生が。」
「男子の前でぶざまだこと。」
「可愛らしいお顔ねえ?笑」
「にゃめね!(やめて!)」
ふみ奈は真っ赤な頬に涙を流した。
「ほら男子にもっと、可愛いお顔を見てもらいなさい?」
女生徒らは魚肉ソーセージから手を放し、皆で自分たちより背の低いふみ奈の肩と頭を壁へと押さえつけた。
「男子はみんな、ふみ奈先生のロリロリなお顔が大好きなんだから。」
「今日はその可愛いお顔を思う存分たっぷり鑑賞させてあげなさい?」
「にゃめね!はなにね!(やめて!放して!)」
ふみ奈は顔を真っ赤に染めて抵抗した。しかし小柄で華奢な体をしたふみ奈にはどうすることもできなかった。
ふみ奈の両鼻の穴は大きく広がって極太ソーセージをくわえ込み、そこからソーセージが長く垂れていた。
「あーあ、可愛らしいお顔ね。」
「男子に見られちゃってるね。」
「100年の恋もさめちゃうかもな、こんな顔見られたら。笑」
「にゃめね!みないね!(やめて!見ないで!)」
ふみ奈は目をきつく閉じ、真っ赤な頬に涙を流した。
「どう?男子!これでもふみ奈先生が好き?」
男子生徒らはしばらく躊躇したが、「いやあ、ちょっと…。」と返事をした。
「足立先生のイメージ、狂っちゃったよな。」
「魚肉ソーセージが両鼻の穴に入っちゃってんだもんな。」
「ぶっといソーセージだぜ?」
「可愛い鼻が好きだったのに。」
「あんなでっかく鼻の穴おっぴろげちゃったら、ちょっと…。」
ふみ奈は男子生徒らの声を聞きながら目をきつく閉じ涙を流していた。
「にゃめね。みないね。(やめて。見ないで。)」
「足立先生の鼻が、極太魚肉ソーセージ入っちゃうサイズの鼻の穴だったのはかなりショックだよ。」
「あの顔ちょっと悲惨だよな…。」
「俺の好きだった足立先生じゃない。」
「こんなの見たくなかったよ…。」
ふみ奈は声を上げ泣き始めた。
「あらあら、ふみ奈先生、悲惨ね?」
「男子らの夢、壊しちゃったみたいよ?」
「どうするの?ふみ奈先生。味方がいなくなっちゃうわよ?」
ふみ奈は顔を真っ赤にして泣いていた。
両鼻の穴からは二本の魚肉ソーセージが垂れていた。
「可愛いロリロリの足立ふみ奈先生が両鼻の穴おっぴろげて魚肉ソーセージぶっ刺してまーす!笑」
「イメージ丸潰れね。笑」
「ハハハかわいそ!」
ふみ奈を壁に押しつける女生徒らはふみ奈を見下ろしながら言った。
「好きな男子とか、実はいたりしたの?」
「いやだあ!不純不純!」
「ハハハハ!」
「みないね。にゃめね。(見ないで。やめて。)」
「先生、そんなに男子から見られるの嫌がるってことは、実は好きな子いるんでしょう?」
「ああ!いるんだ先生!」
「きゃあ!笑」
男子生徒らは、「え?俺らの中に好きな人いるってよ」「マジで?」などと言い動揺した。
「密かに付き合ったりしたいとか思ってた?」
「いまねん!(いません!)」
「否定したって駄目。」
「見られちゃったね、先生。」
「かわいそ。」
「こんな恥ずかしい顔、好きな男子に見られちゃったよ?」
「足立先生、俺らの中に好きな人いたんか?」
男子生徒らは言った。
「あんな顔見られてるの、悲惨じゃね?」
「ぜってえフラれる。」
「あんなでっけえ鼻の穴で、ソーセージだもんなあ。」
「誰だ?誰だよ?足立先生に好かれてるやつ。」
男子生徒らはそう言いながらふみ奈を見ていた。
「ご気分はどう?ふみ奈先生?」
「絶対フラれちゃうってよ?」
「悲惨ね?笑」
「ふみ奈先生、失恋しちゃった。」
「全男子の憧れで、ほんとは誰とでも付き合えたのにね。」
「こんな顔見られたらもうおしまいよね。」
ふみ奈は顔を真っ赤にしてイヤイヤをした。
すると魚肉ソーセージは左右に揺れた。
「あっ!いいね今の!」
「先生!もっと頭振って?」
女生徒らはふみ奈の頭を押さえつける力を抜いた。
ふみ奈は続けてイヤイヤをした。
先ほどより大きく魚肉ソーセージは揺れた。
女生徒らは笑った。
男子生徒らは見ていた。
ふみ奈はソーセージを振り落としたくて引き続きイヤイヤをした。
極太の魚肉ソーセージは乱暴に揺れた。
両鼻の穴から魚肉ソーセージを垂らして、それを揺らしているふみ奈の姿はなんともぶざまだった。
「先生、ほんとは誰が好きだったの?」
「にまねん!(いません!)」
「あ、このクラスにはいないのかもよ?」
「あ!教員室にはいたりして!」
ふみ奈は思わず目を見開いた。
「あ!先生!図星?」
「先生、正直ぃー!笑」
ふみ奈は知られてしまった。
本当は教員室に好きな先生がいた。
「写真撮ってあげて写真。」
「にゃめね!」
ふみ奈はスマートフォンで何枚も写真を撮られてしまった。
鼻水
ふみ奈はようやく解放された。
全生徒が見る前で、ふみ奈は泣きながら顔を左側にそむけ、魚肉ソーセージを鼻から引き抜いた。
と、右の鼻から鼻水が糸を引いてしまった。
運悪く生徒らから見える側だった。
「や!先生!きたなーい!」
「鼻水出たよ!」
「写真オッケー?」
「今のもバッチシ撮影済みでーす!」
「よーし!」
ふみ奈は泣きながらスカートからハンカチを取り出し鼻の下に付いた鼻水を拭った。
「うわあ足立先生、イメージ崩壊した!」
それを見た一人の男子生徒がそう言って机に突っ伏した。
「鼻水をハンカチで拭いちゃったよ。」
「俺もう前のように足立先生見れねえ。」
「足立先生が鼻水をハンカチで拭くかよ?」
「きったねえ。」
「あれまたしまうのかな?」
「きったねえ。」
「俺、足立先生は鼻なんかかまないと思ってたのにな。」
「思いっきり鼻水出たな。」
「足立先生も鼻水出るんだ。」
「しっかし俺たちの見る前で普通出すかよ。」
「魚肉ソーセージだけで十分ショッキングだったのに、鼻水は出すなよな。」
「なんかもうイメージ全部丸潰れだあ…!」
さらに一人の男子生徒が机に突っ伏した。
「先生、まだ鼻の穴に鼻水溜まってるよ?」
近くの席に座る一人の女生徒が言った。
ふみ奈は顔を真っ赤にして泣きながらハンカチを鼻へやり、右鼻の穴の入り口を押さえるようにして拭いた。
「うわっ!先生、鼻ほじっちゃった!」
男子生徒が叫んだ。
確かにふみ奈の行動は、右鼻の穴に指を入れたように見えた。
ふみ奈は引き続き鼻の穴をハンカチで拭った。
それはまさに鼻をほじる仕草に見えた。
ふみ奈の鼻が右側だけハンカチに押されてひしゃげ、広がった。
「足立先生、鼻ほじりまでかよう…!」
「もう駄目だ、イメージ回復できねえ。」
「あの足立先生が俺たちの前で鼻ほじり!」
「鼻の穴おっ広げて鼻ほじってる!」
「俺もう駄目だ。イメージ丸潰れ!」
また一人、男子生徒が机に突っ伏した。
「足立先生、可愛いと思ってたのになあ…。」
ふみ奈は泣きながら数回ハンカチで右鼻の穴を拭うと、そのハンカチをスカートのポケットに戻した。
「うわ!やっぱしまうんだ!」
「足立先生のスカートの中、鼻水付きのハンカチ入ってる!」
「きったねえ!」
「足立先生のイメージ丸潰れだよ!」
「きったねえよ足立先生!」
その騒ぎの中、先ほどふみ奈の鼻に魚肉ソーセージを押し込んだ女生徒らは、胸がすいたような顔をして腕を組み、ふみ奈を見ていた。一人は忙しく写真を撮っていた。
これでこのクラスではふみ奈は陥落した。
いい気味だった。
ふみ奈の愛らしく清楚なイメージは完全に崩壊してしまった。
大好きなあの人の前で
翌日。ふみ奈は写真を全校にばらまかれてしまった。
ふみ奈はそれを知らずに教員室へ入った。
今日もパフスリーブが可愛い白のブラウスに、緑と黒のチェック柄スカートを穿いていた。
緑と黒と濃い緑とで立方体がいくつも描かれた柄のスカートで、光沢が美しい生地で出来ていた。
丈はやはり膝が隠れる程度だった。
「足立先生か?」
男性教師らが何かを取り囲んで見ていた。
自分の名を聞いて、ふみ奈はハッとして目を向けた。
「ソーセージ入ってるのか?これ?」
ソーセージ…!
ふみ奈は目を見開いた。
「うわ、こんな太いの、足立先生の鼻に入ったか。」
「二本もなあ。」
「足立先生の鼻がこんなに広がるなんて信じられないな。」
あの写真が見られていた!
「いやっ!見ないでください!」
ふみ奈は駆け寄ろうとした。その時、
「なんですか?」
ふみ奈が憧れる男性教師も近寄って来てしまった。
「やめて見ないでください!」
ふみ奈は慌てて駆け寄った。見られたらおしまいだ!
しかし憧れの教師は写真を見てしまった。
「なんですか?うわっ、これ、足立先生ですか?」
ふみ奈は立ち止まり目を見開いた。そして両手で口を覆い、頬に涙をこぼした。
「あ!足立先生!これどういうことです?」
写真を見る男性教師らがふみ奈を見つけ寄って来た。
「この写真、泣いてるようだけど、男子生徒らが悪さしましたか。」
そこへ女性教師らも集まって来た。
「きゃあ!」
「なんなの?これ?」
彼女らは写真を見るなり声を上げた。
「何が入ってるの?」
「ソーセージ!?」
「太い!」
「二本も?」
「足立先生!これ、どうしたんですか?」
ふみ奈は両手で顔を覆い、泣き出した。
その時、女性教師らはなんと、泣くふみ奈に対してデリカシーのない言葉を口々に発するのだった。
「鼻おっぴろがっちゃって!」
「足立先生の顔が台無し!」
「やだこれ、鼻水引いちゃってるの?」
両手で顔を覆って泣くふみ奈は、顔を赤らめイヤイヤをした。
女性教師らはこれまでずっと、ふみ奈のことを面白く思っていなかった。男子生徒全員からチヤホヤされて学園のアイドルとなっているふみ奈が女性教師らには気に入らなかった。これは彼女を辱める絶好の機会だった。
「ソーセージに鼻水?」
「最悪ね。」
「最悪。」
「ひどい顔だわ。」
女性教師らは口々にふみ奈をいじめた。
一人の女性教師は男性教師に尋ねた。
「これどうしたんですか立石先生?」
男性教師は答えた。
「学校じゅうにばらまかれたんですよ。」
「ええ!?」
女性教師らは一斉に声を上げた。
「じゃ、足立先生のこの写真、男子生徒たちもみんな見ちゃったんですか!」
そう言った女性教師は隣の女性教師を見て悪戯げな笑みを浮かべた。
隣の女性教師も嫌らしい笑顔を返した。そして、
「鼻水垂らすところも?」
大きな声でそう続けた。
ふみ奈を辱めるのが目的だった。
「いやだ~ん!」
「足立先生のイメージ丸潰れじゃない?」
「男子生徒たちの学園のアイドルだったのに…。」
「こんなの見られちゃって可哀想、足立先生…。」
女性教師らは白々しく言った。
「女子として、この顔は最悪だよねえ。」
「絶対見られちゃ駄目だよ~こんなのお…。」
「第一これ、生徒たちにやられちゃったんでしょう?」
「生徒たちからこんな風にされちゃうなんて、教師としてどうなのかな?ねえ?」
「恥ずかしいよね?」
「みじめ。」
女性教師らは口々に言った。
そして、
「でも、すごい、良く入りましたね、こんな太いソーセージ二本。」
先ほどの初めに笑みを浮かべた女性教師は言った。
「あたしじゃ入らない。
「足立先生、ちっちゃくて可愛いのに、鼻の穴、意外と大きいんですね!」
ふみ奈の胸が羞恥に締め付けられた。
男性教師も大勢いる前で、鼻の穴が大きいなどと言われるのはふみ奈にとって胸の張り裂けるほどの恥辱だった。まして、想いを寄せる男性教師もいる前だ。
「足立先生の鼻の穴が大きいって、そんなこと言ったら足立先生恥ずかしいんじゃないか?」
一人の男性教師がフォローした。
「すいません。」
先ほどの女性教師は芝居がかってすまなそうに詫び、そしてペロリと舌を出した。
「だけど」
と男性教師は言った。
「ほんとにすごく広がってるよね。足立先生の鼻の穴。」
なんと、今ふみ奈をフォローしたばかりの男性教師は今度は自分がふみ奈を辱めるのだった。
「ほんと、大きい大きい。」
「すごい鼻の穴だよ。」
他の男性教師らもふみ奈のいじめに加わった。
「こんなぶっとい魚肉ソーセージ二本もくわえ込んじゃうんだからなあ…。」
ふみ奈は両手で顔を覆い泣いていたが、こんな会話を憧れのあの先生に聞かれているかと思うと涙が止まらなかった。
「足立先生の鼻じゃ、考えられないけどねえ。」
女性教師たちの一人は、ふみ奈をフォローするようなことを言った。
「でも、こんなソーセージが二本も入るなんて、鼻おっきいわよ。」
女性教師らは執拗にふみ奈をいじめた。
「おちんちんでも入っちゃいそう。」
女性教師の一人は過激なことを言った。
確かにその写真に写るふみ奈の鼻の穴からは、男根でも挿入できそうなほどの大きさが感じられた。
「やだあー!」
すると中年の男性教師が、
「俺のなら入るな。」
と言った。
「やだ黒岩先生セクハラ!笑」
しかし男性教師は気にせず続けた。
「足立先生、俺のちんちん、鼻の穴に入れてくれないかな?」
「やめて先生!ヘンタイ!笑」
「なんてこと言うんですかあ!笑」
女性教師らは言った。
と、ジャージ姿の若手男性教師が、
「ちょっと待った!」
と割り込んだ。
「足立先生の鼻に挿れるのは俺です!」
「きゃあ!」
「みんなヘンタイ!」
女性教師らが声を上げた。
「そんなにみんな足立先生の鼻の穴に挿れたいわけ?」
「そりゃそうだよ。だって、足立先生だよ?」
「足立先生はそりゃ、挿れたいよなあ?」
男性教師らはニヤニヤとしてうなずいた。
「こんな顔見ても?」
一人の女性教師が写真を指差した。
二つの鼻の穴から極太の魚肉ソーセージを垂らすふみ奈の顔。
ものすごく広がりきった両鼻の穴。
「先生方おちんちん挿れたら足立先生こんな顔になるんですよ?興奮できますか?」
と男性教師らはしげしげと写真を見つめ、
「これは…。確かに…、厳しいかも知れないな。」
と言った。
「普段の足立先生がいいな。これはちょっと…。」
「俺もこれだと勃たないかも知れない。」
ジャージ姿の若手男性教師が言った。
「可愛くないものなあ…。」
ふみ奈は両手で顔を覆ったまま声を上げ泣いた。
可愛くない顔を男性教師らに見られ、憧れのあの人にも見られている。
年頃の女性として男の人には絶対に見せてはいけない顔を、ふみ奈は男たちからしげしげと見られてしまっていた。
「こんな顔した女の子に挿れたくはないでしょう?」
女性教師は言った。
「この写真見ちゃったら、興味なくなるわよねえ?」
「鼻の穴おっぴろがっちゃって。」
「女子として終わってますよ?この顔は。」
「ねえ先生、この足立先生、可愛い?」
一人の女性教師はイケメンの男性教師に意見を求めた。なんとその男性教師はふみ奈が憧れるあの人だった。
ふみ奈の耳に憧れの男性教師の返答が聞こえた。
「可愛くはない、かな?」
ふみ奈は脳天を割られたような衝撃を覚えた。
「こんな顔だと。さすがにね…。」
憧れのあの人からハッキリと言われてしまった。
なんのフォローもしてもらえなかった。
ふみ奈は声を上げ、号泣し始めた。
「あれ?どうしたの?足立先生?急に大泣きし始めちゃって。」
先ほどの初めに笑みを浮かべた女性教師が言った。
「ああ!もしかして先生!好きな人に言われちゃったあ?」
さすがは女の勘だった。
「そうなの?足立先生?」
「本当?」
「好きだったの?」
「ごめんね足立先生!好きな人見てる前で鼻の穴おっきいとか言っちゃった!」
彼女らは、あえて男性教師の名は出さなかった。ここではやし立てて万一交際にでもつながったら大変だ。イケメン男性教師は女性教師全員の憧れなのだった。そのイケメン教師の前でふみ奈が失墜したのはなんとも痛快だった。強力なライバルが脱落した。
「ごめんなさい足立先生、そうだったの?」
「ごめんね。」
「ごめんなさいね。」
「私たち、知らなくて。」
「こんな鼻の穴広がった顔だと可愛くないって言われちゃったわ。」
「好きな先生にこんな写真見られちゃったなんて…。」
「可哀想。」
「ほんと。」
「こんなの見られちゃうなんて。」
「失恋だわ。」
「ほんとは可愛らしいお顔してるのに。」
「こんな写真、撮られなければ可愛いままだったのにね。」
「鼻水も垂らしちゃって。」
「ソーセージ鼻の穴に入れて。」
「女子として終わってるお顔を。」
「足立先生、ごめんなさい!」
「恥ずかしいわ!」
「これは恥ずかしかったわね。」
ふみ奈は両手で顔を覆って号泣するばかりだった。
羞恥の日々
歩く廊下はふみ奈にとって処刑場のようだった。男子生徒らが見ている。皆あの写真を見た子たちだ。魚肉ソーセージを両鼻の穴に入れ、果ては鼻水を垂らしてしまったあの姿。
担任するホームルームでの古文の授業。しかし、授業は成立していなかった。
ふみ奈は教室の中央で、昨日の女生徒らから前のめりにして押さえられ、スカートとスリップをめくられてパンティーを丸出しにし、もがいていた。小柄なふみ奈は女生徒たちから襲われればひとたまりもなかった。
スカートと白いスリップはふみ奈の背中が見えるほど大きくめくり上げられてしまっていた。
男子生徒らがどよめいて見ていた。
ふみ奈のパンティーは色気のない白の綿パンティーだった。
「ちょっと先生、なんてパンツ穿いてるの?」
「中学生かよなあ!」
「こんなパンティー丸見えにされて、これは恥ずかしいね、ふみ奈先生。」
「やめて!やめなさい!」
「やめてください、でしょう?」
「やめなさい!やめて!」
スカートと白いスリップを背中が見えるまでめくられて恥ずかしい綿パンティーを丸出しにしてもがく姿はみっともなかった。
そこには教師の威厳など微塵もなかった。
「足立先生のパンティー、かっちょ悪いな。」
男子生徒が言った。
「確かに中学生が穿いてそう。」
「今日もまた足立先生のイメージ崩れちゃったよ。」
「もっと可愛いパンティー穿いてると思った。」
「あんな丸出しにされて、かっこわりい。」
「あれで教師かよな。」
最後の一言はふみ奈の胸に刺さった。
自分に憧れてくれていた男子生徒らが完全に離れたのを感じた。
「見ないで男子!これは見ては駄目!」
ふみ奈はスカートをめくられながら叫んだ。
パンティーを見られている恥ずかしさもあったが、年頃の男子生徒らにこんなみだらな姿を見せてはいけないという教師としての意識もあった。
「もうおせえよ先生。」
スカートをめくる女生徒が言った。
「全部、カンペキに見られてるよ。笑」
「ほら男子!おかずにしていいよ!」
そう言われた男子生徒は、
「いやちょっと…。」
「あのパンティーじゃあ、なあ…?」
彼らは、ふみ奈のパンモロ姿をおかずにすることさえ拒んだ。
みっともない綿パンティーを丸出しにしてもがくその姿は、ただ単にぶざまなだけだった。
「よりによってこんなパンティーの日に、悲惨だったわね?ふみ奈先生?」
「てか、いつもこんなの穿いてるの?」
「これじゃエッチの時に引かれるよ?」
「教員室の『あの人』にねっ。笑」
「やめて!いや!」
エッチだなんて、とんでもない。鼻の穴から魚肉ソーセージを二本ぶら下げて鼻水まで出す姿を写真で見られて、もうあの先生とは結ばれるべくもない。このパンティー丸出し姿だって、また写真で見られるのだろう。
教師なのに生徒らからスカートめくりをされてパンティー丸出しにされているぶざまな姿。
こんな姿を見られたら、もう私はあの先生から軽蔑しかされない…。
学園のアイドル「だった」女教師、足立ふみ奈は、こうしてぶざまな姿を毎日晒すこととなったのだった。
本作品はフィクションであり人物その他は実在しません。
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