いじめギャラリー

作品

 

 

ショー

 

 

 

生暖かい夏の午後、一人の美少女が電車を待って駅のホームに立っていた。

長い黒髪の後ろを純白のリボンで飾った、小柄で色白の美少女。

中学2年生くらいであろうか。

白いブラウスに、赤黒チェック柄のフレアスカートを穿いていた。

長袖のブラウスは襟が花びら型にカットされヒラヒラと波打った愛らしいデザイン。

肩から手首にかけ袖いっぱいがユッタリと作られた、夏らしい薄手のブラウスであった。

スカートは裾周りに余裕を持たせて作られた膝丈のフレアで、広がった裾が幾重にも波打ち、ヒラヒラとして実に美しかった。

腰にはスカートと同じチェック模様の細いリボンが、大きく蝶結びに結ばれていた。

華奢な両脚には、上でフリルを折り返した白いソックスを穿き、靴は黒のエナメル製であった……。

美少女は両手でカバンをスカートの前に持ち、夢見るような目で遠くを見つめ立っていた……。

ホームの上に一陣の風が吹き、美少女の黒髪を白いリボンの尾とともに、なびかせた。

美少女のスカートは後ろ側がふんわりと膨らみ、そしてゆっくりと翻った。

純白のスリップ……。

裾の清楚なレース模様が、赤黒チェック柄のスカートの陰でチラチラと揺れた……。

実に美しい、絵に描いたような美少女である……。

育ちの良さが一目見ただけでも分かってしまう、香るが如きとびきりの美少女……。

彼女の周囲には、まるで芳しい香が、ほのかに漂い出して来ているかのようであった……。

と、その時である。

「おっ、じょーさまっ……!」

突然、美少女の背後から数人の少女らが彼女に抱き付いた。

美少女は思わず驚き、身をすくめた。

すると少女らは美少女の股間を何とスカート上から鷲づかみにし、そしてブラウスの上から美少女の胸をギュッと思い切り握ってしまった。

「どこ行くのお?ねえ、お嬢様あ……。」

「ねえ、ねえ、一緒に遊ぼうよお……。」

少女らは、そう言いながら美少女の胸を揉み回し、そして股間を握り締め、揉んだ。

ホームの上の人々は皆、美少女へと顔を向けた。

反対側のホームでも、皆、人々が同じように美少女を見た。

美少女は大勢の人の見る前で、あまりの恥ずかしさに顔を真っ赤に染めて行った。

「やめて下さい……。いやっ……、やめて……。」

美少女は顔をうつむかせ、必死に抵抗をした。

こんな恥ずかしい姿……。

大勢の目の前で、股間を揉まれてしまうだなんて……。

しかし、少女らは容赦なく美少女の胸を揉み回し、そしてその股間を思い切り揉みしだいていた……。

「ねえ、お嬢様、プール行こうよお……。」

「そー私たちプール行くんだー……。」

「一緒に行こーよん、お嬢さまあ……。」

髪を薄茶色に染めた現代風の少女たちは、そう言って美少女の身体をまさぐり、また耳に息を吹きかけたりもした。

「い、やは……ん……、やめて、下さい……。」

美少女は身をすくめ、モジモジと抵抗をした。

「ねえお嬢様、プールに行こー……?」

「ねえ、一緒に行こうよお……。」

「私……、水着持っていませんし……、あは……いや……。」

「そんなの要らないよ。」

「そうだよ、一緒に遊ぼうよー……。」

「私……、塾の講習に行かないと、いけませんから……あや、はん……。」

「そんなのサボっちゃえばイイじゃん、ねえ……?」

「そうだよ。」

「遊ぼうぜ?お嬢さまあ……。」

そうして少女たちは、嫌がる美少女を無理やりに引っ張り、ホームの上を階段の方へと引きずって行き始めた。

「あ……、やめて下さい、いや……。」

美少女は人々が目で追って見る中、少女らに股間と胸をまさぐられつつ、反対側のホームへと連れ去られて行ってしまった……。

晴天の夏の日。

比較的広大な市民プールには、大勢の人々が集まり、賑わっていた。

大小3つほどのプール。

その周りには、人工的に水流を作られた所謂「流れるプール」が取り囲んでおり、そして、さらにその向こうには、更衣室やレストランのある大きな建物があった。

その1階の扉から、今、美少女が少女らに両腕を引かれ、無理やりに連れ出されて来た。

「いやっ……。放して下さい……。いやっ……。」

美少女は両脚をふんばり、必死で抵抗をしていた。

真っ白なビキニスタイルの水着……。

否、それは、良く見ると水着ではなかった……。

美少女が着ていたのは何と……、

――純白の下着……、

真っ白なブラジャーとパンティーだったのである……!

「いやっ……。やめて下さい……。」

美少女は必死に両脚をふんばり、抵抗をしていた。

下着1枚の美少女。

周囲では人々が美少女に目を向け、そして皆一様に唖然として目を丸くしていた……。

「いや、ん……。放して下さい……いやっ……。」

「ほら、そうやって騒ぐと余計、人から見られちゃうよ?」

「早く歩きなよ、ほら……。」

少女らは美少女の両腕を思い切り引っ張り、美少女を無理やりに引きずって行った……。

カップに花びらのような刺繍を施された純白のブラジャー。それにフリルの付いた純白のパンティー。

それは明らかに、誰が見ても下着としか見えぬ代物だった……。

パンティーの正面には薄桃色の小さなリボン。

それもまた、下着ならではの装飾と言えた。

美少女は長い黒髪の後ろに真っ白なリボンを留めた清楚なおめかし姿のままだったが、その姿もまた一層、美少女の全身に違和感を加えているように見えた……。

美少女は人々が次々と顔を向ける中、少女らに無理やり、プール中央へと引きずられて行ってしまった……。

「どうしたの?」

「恥ずかしいの?」

美少女は少女らが取り囲む中、顔を真っ赤に染めて涙ぐみ、うつむいて立っていた。

「そんなの、自分がダサいパンティー穿いてるから悪いんでしょう?」

そう言って、一人の少女は美少女のパンティーのリボンをつまんで引っ張り、パチンと思い切り弾いた。

美少女は慌てて前のめりになり、両手でパンティーを押さえ込んだ。

少女らはその美少女の姿を見て、一斉に大声をあげ、笑った……。

「ああ、なんか暑いわねえ……。」

「そうだ、アイス買って来てもらおうか……?」

少女らは突然、そんなことを言い始めた。

「ねえねえ、お嬢様、アイス買って来てよ……。」

一人の少女はそう言って美少女に千円札を2枚渡し、「ソフトね?」と付け加えた。

「あたしミックス……!」

「あたしはバニラ……!」

「2本ずつ買って来てね……?」

「1人に2本ずつ、だぞ……?」

少女らは次々に美少女へ注文を出した。

美少女は少女らの顔を見回し、涙ぐんで立っていた。

「何だよ。」

「お金あげるんだから買って来なさいよ、ねえ……?」

「そうだよ……。」

美少女はそれでも涙ぐんで立ったまま、うつむいて動こうとしない。

「ほら、早く行って来なさいよ……!」

リーダー格の少女は、そう言って美少女の身体を建物の方へと無理やりに向け、押し出した。

美少女は止む無く、売店のある建物の方へと小走りに駆け出して行った……。

「あーあ、行っちゃったよ……。」

「下着丸見え……。」

「ハズカシイ……!」

少女たちは美少女の後ろ姿を眺めつつ、冷酷に顔を歪めながら口々に言った。

「見られてるよ……。」

「恥ずかしい……。」

「ちょーハズカシイよ。」

「いやん、恥ずかしー……。」

少女たちはそうして、腹を抱えつつ美少女を笑い始めた……。

美少女が戻った時、少女らは流れるプールで遊んでいた。

美少女は両手に、何本ものソフトクリームが立てられた2つの箱を持っていた。

「あ、買って来てくれたあ……?」

「ちょっと、そうして持っててねー……?」

少女らは、そう言って、プールから上がろうとはしなかった。

美少女は涙ぐみ、ソフトクリームの箱を持ったままプールサイドに立ち尽くすしかなかった。

人々が見て通る……。

美少女の耳に、「あれ下着じゃない?」などという声が、しきりに聞こえて来ていた……。

美少女の顔が一層赤く染まって行った。

身体中が熱く火照り、目から涙が溢れ出て来た……。

たといパンティーの端がチラリと一瞬見えてしまっただけでも、美少女にとっては泣くほどに恥ずかしい大事件なのである……。それなのに、今、彼女は下着丸出しの姿で、この大勢の人前に立っているのだ……。

美少女は次々に涙を流し、今にも気絶しそうな状態に陥っていた……。

炎天下。

美少女の肌はうっすらと赤く焼け始めてしまい、ソフトクリームは今やドロドロに溶け落ちてしまっていた。

少女らはどこかへ泳いで行ってしまったきり、もう5分以上も戻って来ない。

美少女は心細くなりながら、両手に箱を持ったまま、同じ場所に立ち尽くしていた……。

と、その時である……。

美少女の膝下へと、彼女のパンティーが突然、ズルリ!と引き下ろされてしまったのである……!

「きゃああっ……!」

美少女は思わず悲鳴をあげ、腰を少しだけ落とした。

少女たちは美少女の背後で歓声をあげ、さらに美少女のブラジャーのホックを外し、前側へとずらした!

美少女は箱を持っているため、どこも隠せない。

美少女の乳首が、尻が、陰毛が、全て丸出しになってしまった……。

「きゃあ!ハズカシイ!」

「サイテー!」

「恥ずかしい〜……!」

少女らは大声で騒いだ。

人々が驚き、美少女を見つめる。

一人の少女は使い捨てカメラを手に持って美少女の前に回り込み、美少女の姿を写真に収めた。

美少女は薄桃色の乳首から、まだ生えかけの陰毛まで、全てを大勢の人前に晒し、そして写真に撮られてしまった……。

美少女はその大切な股間の亀裂さえ、プールから見上げる人々の前に全て丸出しとしてしまっていた。

美少女の背後に立つ人々からは、彼女の小さく真っ白な尻が、あられもなく、すっかり見えてしまっていた……。

美少女は両手に箱を持った不自由な姿のまま顔を真っ赤にして狼狽し、さらに少女らから身体を押さえられた上、何枚も何枚も、写真を撮影されて行ってしまった……。

住宅街のほど近くにある街道。

向こうから、濃紺の新型シーマが悠々と走って来た。

その後部座席には、桃色のフリル付きドレスを着たあの美少女が座っていた。

髪に白いヘアバンド様のリボンを飾った美少女は、ケースに入ったバイオリンを膝の上へと乗せ、高級な皮張りシートの上に、しとやかな様子で座っていた。

車は静かに、書店の前を通り過ぎて行った。

後に残った通り沿いの書店。

その店先では、数人の少年たちが一冊の雑誌を覗き込み、興奮していた。

何と、彼らが見ている雑誌のページには、あの時に撮影された美少女の写真が掲載されていたのであった。

目に線を入れられ、股間を修正された美少女の写真。

ブラジャーをずらされた直後に撮られた写真である。

パンティーとブラジャーとを無様にずらされた、恥ずかしい美少女の屋外ヌード写真。

乳首は鮮明に露出したまま印刷されてしまっており、美少女は周囲で人々が驚いた顔を向けて見る中、顔を真っ赤にしてうろたえているところだった……。

 

「下着姿でプールに行った超大バカなお嬢様でーす。(この後プールに入ったら「それ下着じゃないのー?」って超カッコイイお兄さんから大声で怒られちゃって、退場させられてました、このアホお嬢様。 サイテー!カッコ悪ーい!みんなの見てる前…ああ悲惨)P一条沙織星愛中2年社長令嬢」

 

写真にはそんなコメントとペンネームとが添えられていた。

ペンネームに使われた名前や学校名は、全て美少女の本名その他そのものなのであった……。

 

(完)
羞恥小説のページトップへ
ホームへ

またまた推敲不足(^_^ゞ)。不慣れなWord97とIME97とで書きましたが、如何だったでしょうか……?御感想など

tiara@aiueo.artin.nuまでメールでどしどしお寄せ下さい。

この作品はフィクションであり、登場する人物は実在しません。

本作の著作権は、本作アップロード日から50年間、愛 飢汚が所有するらしいです。