美少女タレント 絵梨花17歳

(2)

 

 

 

放送(なが)された本番映像

豪華なシャンデリアが下がった、広々とした洋間。大画面テレビの前には、数人の少年たちが菓子などを散乱させながら集まっていた。

ガラス製のテーブルには、缶ビールなども並べられている。一人の少年は、タバコをふかしていた……。

彼らは、絵梨花の通う高校の同級生たち。皆、髪も黒いし服装も普通で、特に不良という風には見えなかったが、今日は親が長期不在という者の家に集まっているため、開放感ゆえにハメを外しているものと思われた。

大画面テレビでは、例ののど自慢番組が放送されていた。今、1人の幼女が歌い終わり、審査員から講評を聞き終えたところである。

拍手が沸き、幼女はキョトンとした顔のままステージ横の雛壇へと退いて行った。

CMに入るタイミングだった。

と、画面には、CM前のジングルとともに、例の番組宣伝に使われた少女のターン映像が映った。スカートをローアングルから見上げた、あのパンチラ映像である。画面右上には、「次はいよいよ……!?」と字幕が出た。

「おおっ!次だよ次っ!」

「ビデオ回ってるか!?」

少年たちは、にわかに居住まいを正し、手に持っていたフライドチキンなどをテーブルに置き始めた。一人の少年が缶ビールをググッと飲み干す。

ソファーに座っている者、カーペットに直接座っている者。

皆、絵梨花の出番に備え、画面のCMをじっと注視した……。

 


 

アップテンポのドラムフレーズが薄暗いステージに鳴り渡る。

画面には、会場の拍手とともに、電飾に飾られた十数段ほどの階段が映し出された。

「おっ!」

「出るか……!?」

音楽には様々な楽器が加わって、ある流行ポップスのイントロとなった。

ステージが一気に明るくなる。

階段の上には絵梨花が現れた。長い黒髪と白いリボン、それに、ふりふりと大きく広がった3段の水玉スカートが愛らしい……。

「おおっ!木檜だ……!」

「ひゃっほぉー……!」

少年たちは拍手を送った。

カメラは急速に階段の下へと寄って行き、絵梨花の姿をローアングルから見上げた。

大きく広がった段スカートを揺らし、階段を駆け下りて来る絵梨花。スカートの中身が見えそうである。

「おおっ!」

「うひょうっ!」

少年たちは喜んで、また拍手をした。

絵梨花はすぐにマイクを持った手でスカートの前を押さえ込み、残りの階段を駆け下りて来た。(もう一方の手は腰へと回している。)

「木檜絵梨花ちゃんは17歳……!ちょっとお姉さんの高校2年生です……!」

彼女を紹介するナレーションが流れた。画面下には「ラブラブはあとメロディー」という曲名と、「木檜絵梨花ちゃん(17歳)高校2年生」という字幕が出た。

「可愛い!」

「かわいいよ!」

「くぅ〜……!」

少年たちは興奮して身を乗り出して見た。

絵梨花は正面から全身を映される中、ステージに立ち、踊り始めた。

色白のおとなしそうな顔だちには似合わず、激しく威勢の良いフリ付けであった。

長い黒髪が左右に大きく揺れ、その後ろを飾る白いリボンも、また揺れた。

フリフリの白いブラウス。フリルを折り返した白いソックス。そして、余所行き風の、黒い光沢ある革靴……。

揺れて乱れる膝丈の段スカートは、少年たちの目をしっかと釘付けにしていた……。

と、その時、画面は少年たちの心を見透かしたかのように、斜め下から見上げた映像に切り替わった。

「おおおおっ……!」

少年たちは興奮し、一層身を乗り出した。

絵梨花の段スカートの中には、たっぷりと襞の寄った純白のパニエがヒラヒラと眩しく踊り、輝いていた。

画面には目を丸くして口に手を当てる女性審査員の姿が一瞬映った。あまりに際どいアングルのため、驚いたのであろう。

激しく踊る絵梨花の横顔……。

再び下から見上げた画面の中で、絵梨花のスカートはユサユサと揺れ踊った……。

「おおっ!見えそう……!」

「あの白いの……、シュミーズ……?あれが、なんかイイぜ……!」

ただでさえ大きく広がっている絵梨花のスカートは、時々かなりキワドイところまで、その裾の開口部をこちらに向けて来た。3段のスカートはユサユサと揺れ乱れ、真っ白な半透明のパニエが、まるで少年たちを挑発するかのように目映く輝いていた……。

少年たちは、まばたきも忘れた様子で、画面にすっかり食い入っていた。

画面には口にマイクを当て歌い出す絵梨花の横顔が映った。

澄んだ声。音程も正確である。

絵梨花は、その愛らしい顔立ちとも相俟って、グランプリ候補確実という印象を、見る者たち皆に与えた。

激しくステップ踏み、歌う絵梨花。

正面の全身が大画面テレビいっぱいに映し出される。

続いて、足元から舐め上げるように映して行く画面……。

3段に分かれたヒラヒラのスカートが、それぞれの段ごとに揺れ、乱れる。

襟元にリボンの付いた純白のフリルブラウス。

そして愛らしく清楚な絵梨花の顔だち。髪の後ろには大きな白いリボン……。

画面は、さらに後ろからのローアングルに切り替わった。

真っ白なパニエが、画面の前の少年たちに向かって揺れて広がり、光を放つ……。

「おお、俺、たまんねえ……。」

「見えるっ……!あっ!見えちゃうっ……!」

少年たちは興奮して画面に食い入った。

慌ただしく切り替わる画面。

左前からの絵梨花のバストアップ。それから反対側の斜め前全身。そして後ろ姿……。

と、その時である。

少年らの目には、何やら妙なものが飛び込んで来た。

なんと絵梨花のスカートは、腰の部分がパックリ開いてしまっているのであった。

何か、白いものが、絵梨花のスカートの開口部から見えてしまっている。それは、少年たちの一人が呼ぶところの「シュミーズ」――すなわち実際にはパニエ――であった……。

「あっ!開いてるよ、チャック……!」

一人の少年は叫んだ。

絵梨花は、腰のファスナーが全開になっている恥ずかしい姿を、少年たちから見られてしまったのだった……。

画面は絵梨花の斜め横顔に変わる。

可愛らしい、楚々とした美少女……。

「だらしないんだなあ、案外、木檜……!」

一人の少年は、上擦った声でそう言った。

「スカートのチャック、締め忘れてるよ……!」

そして、画面はまた絵梨花の後ろ姿に戻った。

スカートの後ろは、やはりパックリと口を開けてしまっている……。

「やっぱり開いてるよ、なあ……!?」

「急いで着替えたのかな……?」

絵梨花は、恥ずかしい姿を少年らから目撃されつつ、スカートの腰を全開にしただらしのない姿で、大勢の客を前に、激しく踊り、歌っていた……。

 


 

再び、画面はローアングルになった。

斜め前から見上げた映像……。

絵梨花は激しくステップを踏み、歌っている。

チラチラと揺れる純白のパニエ……。

するとその時、曲の展開とともに、絵梨花は身体を突然、左へと思い切り捻った。

スカートがフワッと大きく膨らむ。

少年たちはドキッとして息を飲み込んだ。

絵梨花はその直後、今度は右手を大きく振り上げながら、ちょうどテニスのバックスイングをする要領で右方向へと身体を捻り返した。

「うおお……っ!」

絵梨花のスカートはローアングルの画面の中でブワッと広がり、真っ白な太ももが、そして白いパンティーが、一瞬チラリと露出した。

「見えたっ……!」

「生(なま)!?生(なま)っ……!?」

「ナマ!!ナマだった……!」

少年たちは絵梨花のパンティーがアンスコやブルマではないことを確認し、興奮した。それは、正面にレモン色のリボンがチョコンと付いた、フリル付きの白いパンティーだった。

「すげえ……!!」

「すげえよ……!!」

画面には一瞬、口を開け目を見開く女性審査員の顔が映った。

再びローアングルから見上げて映し出された絵梨花。彼女はスカートが元の状態に戻るが早いか、続いてまた、同じターンを繰り返した。

絵梨花のスカートは、一旦閉じかけた直後、反対方向へと一気に広がり、そして純白のパニエとともにヒラヒラと舞い踊った。

パンティーは、丸出しである……。

「おお……!!」

「すげえ!!」

絵梨花は、さらに同じターンを引き続き繰り返して行った……。

左、右、バサッ……!

左、右、バサッ……!

……………………………………。

少年たちは、いつしか声もなく、各々ズボンの上から股間の隆起物をさすり始めていた……。

 


 

大画面テレビの中、アップになった絵梨花の顔……。少年たちの一人は、部屋のシャンデリアを暗く落とした……。

アップテンポの曲に乗せてステップ踏み歌う絵梨花。長い髪が揺れ、白いリボンもまた揺れる……。その愛らしい顔はうっすらと赤面し、涙ぐんでいるようにも見えた……。

少年たちは皆、ズボンの上から股間を揉みつつ、絵梨花の姿をじっと見ていた。

3段になった絵梨花の水玉スカートは、それぞれの段が独立して跳ね、踊っていた……。

画面は、また前方からのローアングルに替わる……。

 

touchin' マイハート

愛のメロディー……♪

 

絵梨花はサビを歌い始めた。

 

♪あなたのもとーに届ぉけ

my love! ……♪

 

と、彼女は脚をクロスさせ、何と思い切り大ターンをした……!

「うおおおおお……!」

「すげええええええ……!」

絵梨花のスカートは大きく広がった。1回転の大ターンである。

真っ白な太もも。そして、フリル付きのパンティーが、すっかり丸見えとなった。

それはCMに映っていた場面であった……。

「すげえ……!」

「丸見え!!」

「丸見えだよ、おい……!!」

少年たちは激しく興奮し、ズボンの股間を猛烈に擦った。

絵梨花のスカートは白いパニエから先に元の状態へと戻って行く。

画面にはまた驚いて口を開ける女性審査員の顔が映った……。

 

watchin' マイハート

恋のエナジー……♪

 

絵梨花はパニエをちらつかせ、サビの続きを歌い続けた。そして……。

 

♪あなたの夢になれるかな?

feelin' my love ……♪

 

絵梨花は、もう一度脚をクロスさせ、再び大ターンをした。

「うおおおお!!」

「すげえええ……!!」

絵梨花のスカートはパニエごと大きく広がり、画面いっぱいにスカートの中身が丸出しとなった。

真っ白な太もも。そして、フリル付きの純白パンティー……。

「俺ちょっと、たまんねえよ、もう……!!」

暗い部屋の中には、チャカチャカというベルトの外される音があちこちで聞こえ始めた。

画面では、なんと絵梨花が、さらにもう一度両脚をクロスさせ、なおもターンを披露した……。

「うおおおおおおお……!!」

「もう、たまんねえええ……!!」

少年たちは全員、画面を見つめたまま立ち上がり、大慌てでズボンを脱ぎ出した。

と、その時である。

絵梨花のスカートが、なんと突然ズルリと落ちかけたのであった……!

少年たちはドキリとして手を止め、目を見開いた。

絵梨花は「い……!」と小さな声をあげ、慌てて両手をスカートの前に押し当てた……!

画面は斜め後ろからの映像に切り替わった。

絵梨花のパニエは、後ろ側がほとんど丸出しになってしまっていた。

スカートは後ろの腰部分がパックリ開いて落ちた格好になっており、半透明のパニエにはパンティーの尻が透けて見えてしまっていた……。

「おお!何だよこれ……!?」

「スカートが脱げちゃった……!」

少年たちは一層興奮してズボンを一気に下ろし、ブリーフやトランクスからモノを乱暴につかみ出した。そして、その場にしゃがみ込み、画面を見つめながら激しく、その既に熱くなっていきり立つものをしごき始めた。

画面には、驚いて騒然とする審査員たち、それにステージ横の雛壇に座った出場者たちの姿が映し出された。

その出場者たちの中には、楽屋で絵梨花を睨んでいたあのドレス美少女たちの姿もあった。彼女らは互いに顔を見合わせつつ、口に手を当て目を見開いて、「信じられなーい!」という様子で笑っていた……。

絵梨花は哀れなほど狼狽してスカートを引き上げ、パックリ開いた腰の部分を片手でつまんだ。そして彼女は引き続きステップを踏み始めた。

曲は2番に入るところだった。

絵梨花はマイクを口に当て、片手で腰をつまんだまま、ステップを踏み、歌った。

 

♪ねぇ……ドンチュ…………

わた……♪

恋………………る……の……♪

 

もはや泣いてしまって何を歌っているのか分からない絵梨花。音程も何もあったものではなかった……。

会場はどよめき、審査員席は騒然としていた。心配そうな中年女優。その隣で、若手の男性お笑いコンビが、しきりに喜び合っている姿が映った……。

ステップ踏む絵梨花。なんと彼女はスカートから手を離し、フリを付け始めてしまうのだった。

「おおっ、大丈夫かな……!?」

少年らは心配の声をあげた。

はたして、彼らの心配する通りであった。

絵梨花のスカートは、すぐにズリッと、ずり下がってしまったのである……。

んっ……!」

絵梨花はそうして小さな声をあげるなり、慌てて両手でスカートの前側を押さえ込んだ。

会場が騒然とする……。

「おおっ……!」

「うおっ……!」

少年たちも声をあげ、画面を見つめてモノをしごいた。

スリリングな展開……。

いつも清純で、きちんとした印象の同級生・木檜絵梨花が、なんとも無様な大醜態を晒している……!

少年たちは画面に見入り、スカートを引き上げる絵梨花を見て勃起物をしごいた……。

慌ててスカートを引き上げる絵梨花。

バックではアップテンポの伴奏が鳴り続けている。

じっと見つめている例のドレス美少女が映った……。

急いで絵梨花は続きを歌った。

 

♪あんな、に……

ひ……♪

いい、な……て……♪

 

絵梨花の歌は、もうボロボロであった。

そして、なんとまた、彼女は振りを付け始めてしまうのだった……。

ズリッ……!

んっ……!」

ずれ落ちるスカート……。

絵梨花はまた、慌ててスカートを押さえた。

場内は騒然となり、また、あのドレス美少女が映し出された。(どうやら、あまりの美しさゆえ、ディレクターに気に入られてしまったらしかった。)

ドレス美少女は口に両手を当て、横の少女らと顔を合わすと、思わずクスッと可愛らしく笑ってしまっていた。周りの少女たちも笑っている……。

引きの画面で全身を映される絵梨花。彼女のスカートは、今度は斜めにずり下がってしまっていた。

向かって左半分は、前から見ても、つややかな白い半透明のパニエが丸見え。パニエの上の方にはブラウスの裾が掛かっているものの、その下のパンティーはすっかり透けて見えてしまっていた……。

慌ててスカートを引き上げる絵梨花……。

またドレス美少女が映される。

彼女は合掌した両手を可愛らしく口の下に当て、横の少女たちと向き合いながら、「やだぁ……」という風に目を閉じ、しとやかに笑っていた。

何とも可愛らしい、ドレス美少女の姿……。

その一方で、絵梨花はスカートを慌てて上げて行き、スカートの上にブラウスが一部分はみ出た格好のまま、急いで続きを歌い始めた……。

だらしのない絵梨花の姿……。

少年らは、その乱れた絵梨花の姿に、何故か言いようもなく股間が堅くなって行くのを感じていた……。

 


 

アップで歌う絵梨花の斜め横顔。

彼女は鼻を真っ赤に染め、頬は涙でぐしょぐしょにしていた。その頬には髪の毛が多数、張り付いてしまっていた。

初め上手かった絵梨花の歌は、嗚咽のため、今や無惨にも完全に崩壊してしまっていた。

手を離してはスカートがずり落ち、慌てて押さえてはスカートを引き上げ、歌う絵梨花……。

彼女はやがて、その無様な状態のまま、あのテニスのバックスイングのような連続ターンへと入って行った……。

ローアングルに切り替わる画面。

絵梨花は左を向き、そしてすぐ右へ……。

3段のスカートはフワッと広がり、真っ白なパニエとともにヒラヒラと遠心力で回転した。

チラッ……!

太ももが、そして、パンティーが丸見えになる……。

――正面からの全身映像――

絵梨花のスカートは、するとヒラヒラと回転しながら下へと下がって行くのだった……。

やん……!」

慌てて落ちかけたスカートの前を押さえ込む絵梨花。

驚く審査員、そして出場者たちの顔が映る……。

片手で引き上げつつ歌い、絵梨花は次のターンに入って行く……。

――下からの画面――

絵梨花は左に向き、それからバックスイングを繰り返す……。

フワッと広がるスカート。露出するパンティー。

スカートはヒラヒラと回転しながら、またズルリと下がって行ってしまう……。

驚いて口をポカンと開け、顔を上気させ笑う出場者の少年……。

――引きの画面――

絵梨花はまた歌いつつスカートを押さえ、そして引き上げて行った……。

――下からの画面――

左……右、フワワッッ……!

――引きの画面――

ズリッ……!

やん……!」

落ちるスカート。

絵梨花は歌いつつ、急いでスカートを引き上げて行く。

興奮し合う雛壇の少年たち……。

――下からの画面――

左……右、

フワッッ……!

チラッ……と、パンティーが見える……。

ズリリッ……!

やん……!」

興奮し合う出場者の少年たち……。

――引きの画面――

……………………………………………………。

そうして絵梨花は、めまぐるしく切り替わる画面の中、恥ずかしい無様な姿を繰り返し披露して行った……。

 


 

絵梨花はやがて2度目のサビ部分を迎えた。

彼女は今、マイクを右手に持ち替え、左手でスカートの斜め前側をつかみながらステップを踏み、歌っていた。

今やスカートは「後ろ前」になってしまい、腰のファスナー部分が左前に来ていたのである……。

両脚をクロスさせて行く絵梨花……。

画面は客席から見上げた映像に切り替わった。

手前に観客たちの頭が多数映っている。その中で、絵梨花は1回転の大ターンをした……。

観客たちの頭の間で、絵梨花のスカートはパニエごと大きく広がり、太ももから、そして真っ白なパンティーが、全て丸出しとなった。

「くう!」

「ぬおおお……!」

少年らは画面を注視しながら激しくモノをしごいた。

観客らの目の前でパニエを翻し、パンティーを丸出しにする絵梨花の姿は、一層彼らのイチモツを強く刺激するのだった。

画面の映像には、絵梨花の周囲に3台のカメラが足下からレンズを向け、絵梨花を見上げている様子が映っていた。絵梨花の左右斜め前に2台、そして後ろにもう1台……。その光景も、また卑猥であった……。

泣きながらステップ踏み歌う絵梨花のバストアップ……。

もう歌はボロボロである……。

絵梨花はローアングルで脚を交差させ、そしてまた引きの画面でターンをした……。

ヒラヒラと広がる絵梨花の段スカート。

観客たちの頭の間で、真っ白なパニエが眩しく翻り、舞い踊る……。

絵梨花はまた、観客たちの見る目の前に、太ももからパンティーまで、全てをさらけ出した……。

審査員席の後ろには大型のスクリーンが掲げられていたが、その画面には絵梨花のスカートをローアングルから見上げたアップ映像が、大きく鮮明に映し出されていた……。

絵梨花は今や、完全に卑わいな見せ物と化してしまっていた。

少年たちは皆、ただ鼻息のみを荒くして画面を注視し、いきり立ったイチモツを激しくしごいていた……。

 


 

サビを歌い終えた絵梨花は、スカートを回して後ろ前を直しながら、エンディングに備え、ステージの階段を上って行った。

幅広の階段を3段ほど上ったところで、絵梨花はスカートの腰をつまみ、客席の方を向いてステップを踏んだ……。

終わりに近付いた音楽。

いよいよ、あのシーンであった……。

絵梨花は音楽に合わせ、スカートの腰をつまみつつステップを踏んでいた。

スカートが揺れる……。

音楽は、いよいよ最後のワンフレーズに入った……。

絵梨花は、すると音楽に合わせ、階段から思い切りジャンプをした……。

その後は、CMで流れた通りである……。

絵梨花のスカートはフワッと、パニエもろともパラシュートのように膨らんだ。絵梨花は両手を上げて着地成功。泣きながらも笑顔を作って愛らしく顔を横にしてポーズ……。

と……、その時……!

絵梨花のスカートは、広がったパニエをすぼめつつ、スルスルッと急速にずり落ちて行ったのである!

ハッと下を見る絵梨花……。

その瞬間、パニエは再びフワッと膨らみ、スカートは完全に床へと落下してしまった……。

……………………………………。

「う……うわああああああああ……!」

音楽の止んだ会場に、人々の声が大きくあがった。

「うお……っ!」

「くううっ……!」

興奮してモノしごく少年たちは、画面を見ながら思わず短い声を漏らした。

絵梨花は半透明の白いパニエ越しに、パンティーの下半身が丸見えとなっていた。

「きゃあぁ……っ!」

絵梨花は脚を逆Y字型に曲げて前屈みになると、慌てて両手をパニエの前に当て、パンティーの前側を隠した。そして、すぐに片手を後ろにやり、後ろ側をも隠した。

オロオロと狼狽して、腰を落としつつ客席に背を向けて行く絵梨花……。

驚く審査員たちの姿が映った。そしてあのドレス美少女も、パッチリした目を見開き、じっと絵梨花を見つめている姿が映った……。

画面は、落ち着きなく揺れながら絵梨花に接近して行く。

その画面の中には、別方向から接近して来る2台のカメラも映っていた。

絵梨花は、片手でスカートを拾い上げ、泣きながら慌ててスカートの中にパニエの裾を入れ始めた。

(パニエの裾は大きく広がっているため、その上に細いスカートのウェスト部分を通すためには、パニエの裾をいったん無理やりに押さえ込み、押し込んでやらねばならないのだった……。)

ざわめく場内の声。

少年たちは激しくモノしごいて画面を見ていた。

なかなか入って行ってくれない絵梨花のパニエ……。

あちらを押し込むと、こちらが出てしまう……。

絵梨花は身体の向きをカメラから逸らしつつ、前屈みの姿勢で哀れに狼狽し、スカートの中にパニエの裾を必死に入れて行っていた。

しかし、カメラは3方から絵梨花を囲んで捉えていた……。画面は執拗に切り替わり、絵梨花の正面を絶えず映し出しているのだった……。

「おおおお、すげえよ、これ……!」

「恥ずかしいな木檜……。」

「木檜がスカート上げてるよ……!」

少年たちは、全校男子のアイドル・木檜絵梨花が、テレビに映される中、パンティー丸見えでスカートを上げ直す姿に激しく興奮していた。

絵梨花の両腕は、ブルブルと震えているのが分かった……。

「パンツ丸見え……!」

「パンツ丸見えだよ……!」

画面は、次に敢えて絵梨花の後ろ姿を映し出した。

白い半透明のパニエ越しに、パンティーの尻が、一層、クッキリと露出した……。

「おお……!すげえよ……!」

「丸見え……!」

「木檜、すげえよ……!」

「パンツ丸見え……!」

 

慌てる絵梨花。

慌てる……、

慌てる……!

 

会場内も、様々な声で騒然としていた……。

部屋の少年たちはやがて、テーブルの上からティッシュを数枚ずつ取り出した。

彼らもまた、大慌ての風であった。

彼らは画面を見つめたまま、大きく勃起したモノの先端にティッシュをあてがい、そして激しくモノをしごいた……。

スカート穿き直して行く画面の絵梨花……。

楚々とした美少女……、学園のアイドルが……、

何とも……、無様な、大醜態……。

「う……!」

「ん、んん……!」

「くぅっ……!」

その時、少年たちの手元では、ピチャピチャピチャッ……と、液体のぶつかる音があがった……。

一人の少年は、ティッシュを取るのが間に合わず、「あ、ああ……」と狼狽した声をあげた。

彼の手のひらでは、その一瞬の後、やはりピチャピチャという音があがった……。

部屋の中いっぱいに、若く濃い、淫液の匂いが立ちこめて行った……。

画面の絵梨花……。

可愛らしい顔だち……。

その顔は耳までも真っ赤で、白いパニエ越しの下半身はまだ、観客やテレビカメラなどの前に、すっかり丸出しとなったままであった……。

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この物語はフィクションであり、登場する人物、組織などは全て実在しません。

本作品の著作権は、本作のアップロード日から50年間、愛飢汚が所有するらしいです。