~レースとフリルさん編~
part2
羞恥甲子園チアガール
(1)あのパンチラアイドルが通う学校が、甲子園出場決定。
絵梨花の通う学校は昨年までお嬢様が通う女子高だったのだが、昨今の子供人口減少に伴い 共学となっていた。
学校としても知名度を高めたく、男子生徒で野球部を結成、甲子園出場のため.なりふり構わず有力生徒を集め、何と甲子園出場を果たした。
予選は男子野球部員の補欠生徒が応援団を作りスタンドからエールを送ったが、甲子園ではそうはいかない。
旧女子高として、華やかさが必要でしょうということで、急遽チアガールと女子応援団を募集することになった。
募集では恥ずかしいのか、人が集まらず各クラスから推薦となり、あの歌番組に出演した絵梨花も当然のようにチアガールに推薦された。
結局チアガール8人、応援団8人が決まり、甲子園大会までの残り一週間、体育館で短期集中で応援練習を行った。
学校OBで大学チアで仕込まれた藤原コーチが就任し、トレーニング開始し、黒髪をポニーテールにまとめた絵梨花も勿論練習に参加した。
チアガールの振り付けは、コンバットマーチに合わせて、シンプルなパターンの繰り返しであり、高度なテクニックを必要とはしない。
足踏みしながら左右足上げ2回、 右回転して右手でオー、左回転して左手でオー、最後はくるっと後ろを向いて両足の間からボンボンをそーれと付き出すだけ。
最後は、正面に向いて「かっ飛ばせ、○△、️倒せー、オー」とエールを送るとものだが、曲に合わせるとチアの動きは結構激しく、息使いも荒くなる。
一通り振り付けを覚えたところで、藤原コーチの厳しい檄が入り、たった8人とはいえ皆が一糸違わず演技することは、なかなか難しいのだ。
さらにチアの一挙手一投足がキレイだと、反対スタンドからの見映えも全く違ったものになるため、特に藤原コーチは、手足の伸びにこだわった。
足上げも膝を曲げずにつま先伸ばして真上まで、回転は曲に遅れないように素早く、後ろ向きは、ボンボンが高く見えるよう、深く前屈みになり、やはり膝を伸ばして大きく股を開いて、腕を目一杯伸ばしてボンボンを突き出させた。
練習中は充分な柔軟体操を行い、体操着にハーパンスタイルだったため、チアは伸び伸びと練習できて、演技が完成、チアはいつの間にか、曲が聞こえれば身体が自然に動くところまで来た。
学校職員たちは、甲子園でチアガールを撮影するカメラマンのことを知っていたので、チアのコスチュームの選定に迷っていた。
一般的にはポロシャツやTシャツに純白プリーツスコートか、本格的なドリルチアのコスチュームだが、いずれもスコートになる。
最終的には、赤白セーラー服調の半袖シャツに、長めのプリーツスコートは、パンチラカメラマン対策用に丈を60cmにして、レースの裏地付きの特注品とすることに決定した。
更に上着とスコートの間から素肌が見えないように、膝丈50cmのミニスリップの下着を着用することを義務付けし、パンチラ対策した。
しかし、 急な注文で更に特注品ということで大会前日までにコスチュームが届かなかったのだが、大会当日に台風が通過し、一日日程が順延された。
よって奇跡的に特注品のチアガールコスチュームが間に合い、甲子園試合開始直前にアルプススタンドに直接納入されることになった。
(2)初めての甲子園
甲子園アルプススタンド裏は、学校生徒や応援団やチアガール、そして一般観客も混ざりごった返していた。
前の試合で甲子園アイドルピッチャーが投げたことでスタンドは超満員、次はアイドルの卵、小暮絵梨花ちゃんがチアガールになったという情報を聞き付けたファンが駆け付けた。
また、単に元女子高のチアガールのパンチラ写真を撮りたいというカメラマンがアルプススタンドに集中した。
段ボール箱で届けられたチアのコスチュームだが、セーラー服姿のチア達は、アルプススタンド裏の隅に寄り添うように集合し、着替え始めた。
始めはコスチュームの上着シャツをセーラー服の上から着用し、チア達は皆、器用にセーラー服のスカーフを外し、上着ファスナーを下ろし、脱いでいく。
下着のミニスリップは、予め着用しているので、そのままの状態で、まずは純白レースのフリル付きアンダースコートを履いていく。
セーラー服の濃紺プリーツスカートを器用にめくり、下着が周りから見えないように純白レースのフリル付きアンダースコートを履くのは見事である。
甲子園についた絵梨花は、黒髪を、ハーフアップにして、真白なリボンを付け、前回のテレビ出演時より多少大人びた感じに見えた。
しかし、絵梨花は不器用なのか、おっとりしているのか、濃紺プリーツスカートを捲りすぎて、純白ミニスリップをチラチラさせていた。
最後に純白プリーツスコートの着用となるが、これは、純白レースの裏地付きで、見方によってはペチコートみたいに見える。
チア達は、一様に「これ、可愛いー、レースがいいね。」などと「キャッキャッ」とはしゃいで、お互いに純白プリーツスコートを捲り上げているチアガールもいた。
絵梨花も意地悪なチアガールたちにオモチャにされ、純白プリーツスコートを茶巾状態にされ、純白レースのフリル付きアンダースコート丸見え状態に。
そのチアから、「絵梨花ー、あなたまだ子供ぽいけど、下着は大人だねー、イヤらしいー、ハハハ。」と、純白レースのフリル付きアンダースコートから透けて見える、純白パンティのワンポイントの花柄を指摘されていた。
兎に角、初めての甲子園出場応援で、無邪気にはしゃぐチアガール達の一部始終を、高性能カメラで撮影されていたのを知るのは、まだ先のことだった。
そしていよいよ一般応援団と学校応援団の大応援団が一斉に入場した。
レフト側アルプススタンドの、内野側前段にブラスバンド、後段に一般応援団が陣取った。、
通路を挟んでアルプススタンド中央前段に野球部員と学ラン姿の男子応援団員、中央中段にチアガール、後段に一般生徒応援団の布陣である。
さらに、通路挟んで外野寄りのアルプススタンドは、一般観客であるが、このなかには郷土応援団のほか、チアガール撮影目当てのカメラ小僧もいた。
チアガールの両サイド通路には、学生服の男子応援部員と、黄色Tシャツに白プリーツスコートの女子応援部員が、カメコからガードする体制である。
試合前のノック練習も終わり、選手が整列し、試合開始のサイレンが鳴り、応援団の太鼓が鳴り一斉に拍手した。
(3)待ち受けるカメラ小僧
チアガール、女子応援部員達は試合開始前のエールの交換にあたり、深々とおじきをした。
その時である、一斉にカメコ達がチアガールや女子応援部員の真後ろに陣取り、深々10秒間上半身を90度に折り曲げたチア達を撮影し始めた。
「カシャカシャ、ジー、カシャカシャ、ジィー」とカメラメーカー自慢の機種が唸りをあげる。
チアガールや女子応援部員は、顔を上げるわけにもいかず、何が起きているか分からないまま、腰を折り曲げ続けた。
その時、絵梨花の目には、純白プリーツスコートの真下でカメラを構えるカメコの姿が入った。
「いや…!」
絵梨花は思わず声を出した。
「下から撮らないでください…!」
絵梨花は小声でカメコに嘆願した。
「恥ずかしい…。
「そこは駄目です…!
「下から撮らないでください…!」
しかしカメコは聞く耳を持たなかった。彼らは絵梨花達チアガールの純白レースのフリル付きアンダースコートを夢中でカメラに収めていた。
それどころか、ベテランのカメコから、「何言ってんだ、生のパンツじゃあるまいし、見せパンなんだろ!」という声が飛んだ。
絵梨花は顔を真っ赤に染めておじぎを続けていた。
「撮らないでください…!
「下から撮らないで…!
「恥ずかしい…。」
絵梨花は涙ぐんだ。
「じゃあ、何のために純白のアンダースコートにレースのフリルが施されているんだ、見られるためだろ!」
ベテランカメコから野次が飛んだ。
確かにそれは見えてもいいアンスコだったが、それを下から覗かれて撮られるのは恥ずかしかった。
絵梨花はおじぎをしてプリーツスコートの中をカメコ達の目の前で全開にしながら唇を噛むしかなかった。
野球部の補欠である男子応援団も、カメラマンを睨み付けるものの、写真撮影自体が法律で禁止されているわけではないので、手が出せない状態ではあった。
しかし、番から風の学ラン応援団員が、チアガールとカメコとの間に割って入り、チアガールの真下でカメラを構えるカメコたちは排斥することができた。
いよいよ自校の攻撃が始まり、最初のおじぎの場面でカメコの洗礼を受けた絵梨花達チアガール達も、気を取り直して、母校の応援を始めた。
順延の原因となった台風余波の突風があるため、 足上げ2回右回転左回転、後ろ向きボンボンの演技中に純白プリーツスコートが捲り上がることもしばしばだった。
絵梨花は、突風のたびに「見られてしまう、写真を撮られちゃう、どうしよう。」と心の中で思っても、演技中のため両手で純白プリーツスコートを押さえることもできなかった。
新品のため、キッチリとプレスの利いた長めの純白プリーツスコートに、時折チラッチラッと見える純白レースのペチコートが可愛いかった。
さらに突風が吹くと、純白プリーツスコートと純白レースのペチコートが一緒に捲れあがり、豪華7段レースの純白フリル付きアンダースコートと、純白レースのミニスリップが見えた。
圧巻なのは後ろ向きになって両足を左右に大きく開き、ボンボンを股の下から突き出すポーズである。
カメコ達は、このポーズで応援する絵梨花を見て、また少しずつ絵梨花の足下に近づき、グーンとお尻を付き出すシーンに合わせてシャッターを押した。
絵梨花は、練習で藤原コーチに厳しく教えられた通り、カメコなど構わずチームのために、真剣にやらざるを得なかった。
絵梨花の純白レースのフリル付きアンダースコートから、うっすらと純白のセミビキニパンティまで透けて見えていた。
カメコたちはそれに気づき一層激しく連写をした。
絵梨花は自分のパンティまでもが透けて写真に撮られていることを知らなかったが、白いアンダースコートからはもしかするとパンティが透けるかも知れないとは思っていた。それは不運にも予感的中であった。
カメコ達が数々のナイスショットを収めたころ、甲子園の警備員が巡回にやってきて、カメコを見つけた。
「あんたら、写真撮るのはイカンとは言わないが、カメラのレンズの向きが下すぎるで、今度見つけたら、データ消去してもらうで!冗談じゃないで!」
カメコ達は一喝され、下からの撮影は一時あきらめた。そしてしぶしぶとチア達の真横から彼女達の腕振りの演技を撮影した。
絵梨花の半袖セーラータイプの上着は、胸元や肩の部分が夏らしくゆとりがあるサイズで、胸のボリュームがあるチアなら問題はなかった。しかしBカップの絵梨花だと、おじぎをした時に胸元が空き、なんと純白レースのフリル付きブラジャーが、シンプルな純白レースのフリル付きスリップの下から丸見えだったのである。
絵梨花が両手を真上に上げてボンボンを振る時も、脇がガラガラになり、やはり、純白レースのフリル付きブラジャーが丸見えだった。それをカメコ達は撮影した。
「おお!ブラチラ来てる!」
「木檜絵梨花ちゃんのブラチラ!」
「興奮!」
「これはお宝!」
カメコ達は興奮してシャッターを切った。
絵梨花は「ブラチラ」という言葉を聞いて、自分が今どういう状態になっているかを察した。
ブラジャーを撮られてしまっている…!
「広告のブラよりずっと可愛いな!」
カメコは言った。
絵梨花はカメコ達に下着の広告まで見られていた。
あの恥ずかしい広告…!
絵梨花は顔を真っ赤に染め応援をしていた。
(4)お祭り騒ぎ
どこまでも貪欲なカメコ達に、千載一遇のチャンスが巡って来た。突然、スタンドから大歓声が上がったのだ。サヨナラ勝ちである。
チアガールたちは、一斉にスタンド前列に降りて、ラインダンスを始めた。
彼女達は大きく足を上げ、そして端からウェイブが始まり、大きくジャンプした。これでは下から撮らなくても、純白プリーツスコートが捲れて、純白レースのフリル付きアンダースコートを難なく見れた。
ここぞとばかりにカメコ達は、純白プリーツスコートから覗く、純白レースのフリル付きアンダースコートを正々堂々と遠慮することなく撮影した。
さらにチアガール達は、男子応援団を馬にして、次々と馬跳びしたかと思うと、逆立ちから前転し、そのまま下から4321の順でピラミッドを組み上げた。
勿論、ピラミッドの馬となったチアガールは、純白プリーツスコートから純白レースのフリル付きアンダースコートが丸見えとなった。
ピラミッドを組まないチアガール達は、スクラムを組んで「わっしょいわっしょい」のまさにお祭り騒ぎだ。
ここぞとばかりに絵梨花の周りにはカメコ達が集中し、ローアングルからスコートの中を望遠レンズを使って撮影する者や、彼女の足下に寝そべって仰向けにカメラを向けているカメコもいた。
絵梨花は、必死になって、両手で純白プリーツスコートを押さえていた。
「やめてください…!
「撮らないで…!
「やだ、撮らないでください…!」
彼女は小さな声で嘆願したが、無駄であった。
例のベテランカメコは、絵梨花の純白プリーツスコートの真下に寝そべりながら、デジカメのSDカードを交換しつつ言った。
「今日は大豊作だわ、早く大画面モニターで見てみたいな。」
彼は嬉しそうに仲間へ話していた。
その時である、スクラムを組んでいた絵梨花の純白プリーツスコートのホックが外れて、わっしょいの度にファスナーが下がり、純白プリーツスコートがずり落ちてしまったのだ。
「おいおい、うわぁー、すげーぞぉ」
とカメコ達に呼び掛けるベテランカメコ。
絵梨花は必死になって、純白プリーツスコートがずり落ちるのを押さえていたが、スコートは少しずつずり落ち、最後は、ストンと足下に落ちてしまった。
「いやあ~ん!見ないで!」
絵梨花は慌てて両手で丸見えとなった純白レースのフリル付きアンダースコートの前の部分を隠すも、両サイドの意地悪なチアガールに、スクラムの肩を組まされ、隠すことができなかった。
正にカメコ達にとってまたとない、お祭り騒ぎとなったのだった。
(5)どこかで見たシーン
スクラムが終わり、慌ててスコートを履き直した絵梨花に、あの関西の女お笑い芸人が、レポーターとしてインタビューに来た。後ろにテレビカメラをかついだカメラマンもついて来た。
「絵梨花ちゃん、大勝利おめでとう」とマイクを付き出す女芸人に、絵梨花は、嬉し泣きながら「ありがとうございます。」と笑顔で答えた。
女芸人は、「何でスコート押さえとるんや、また、あれか?やってもうたか?今日はパンツはいとるんやろうな?」と絵梨花に聞いた。
絵梨花は「そんなこと…。恥ずかしいです。」と言った。
とインタビュー途中なのに、あの若手お笑いコンビが登場した。
「あー絵梨花ちゃんや、さっき、試合中にこんな風に撮影されとったぜ」
相方は絵梨花の足下に寝そべってローアングル撮影を再現した。
絵梨花は「キャッ!」と純白プリーツスコートを押さえた。
「やめてください…!」
絵梨花の顔が真っ赤になった。
スタンドには台風余波の突風が吹きまくっている。
絵梨花のプリーツスコートは後ろ側が大きく捲れ上がった。
「いや…!」
絵梨花は両手を後ろにやった。
と、今度は前側がバッサリと捲れ、純白レースのフリル付きアンダースコートが丸見えとなってしまった。全てテレビカメラの目の前である。
「絵梨花ちゃん、テレビの前で丸見えやで!」
お笑い芸人コンビは狂喜乱舞した。
「テレビに映ってもうた!これ生やからな!」
絵梨花はプリーツスコートの前側を押さえ込み赤面していた。
すると芸人コンビの一人は言った。
「さっき、スクラムの時、絵梨花ちゃんの純白プリーツスコートのホックが外れて、こないなってたねん」
そして彼は絵梨花の純白プリーツスコートに手をかけ、それを足下まで一気に下げてしまった。
絵梨花はとっさのことで何も言葉が出ず、茫然自失で純白レースのフリル付きアンダースコート丸出しの姿のまま棒立ちした。
テレビカメラは静かにレンズを向けている。
すると女芸人が、マイクをお笑い芸人コンビに渡して交代し、どっかで聞いたセリフを言った。
「お前ら甘い甘い。」
彼女はそう言って絵梨花のミニスリップに隠されていた純白レースのフリル付きアンダースコートを両手でつかみ、一気に足下までずり下げてしまった。
「キャー!」
絵梨花は堪らずしゃがみ込んだ。
テレビカメラはその絵梨花を追ってレンズを向けた。
今回はアンダースコートを穿いていたため、ちびっこのど自慢の時のような最悪の事態は免れた。しかし、そこへ突然の雷雨が降り注ぎ、相当な強い夕立の雨粒が地面を濡らした。
その雨で絵梨花の上着は透け透けとなり、ブラジャーのレースのフリルがはっきりと見えた。ミニスリップからは、純白レースのフリル付きセミビキニパンティどころか、うっすらと黒い物まで透けて見えた。
全てテレビに生中継されてしまっていた。
この事態を見て流石に先生が駆けつけ、インタビューシーンのその場はなんとか収まった。
雨も上がり、後片付けをする絵梨花達チアガールに、カメコの残党がノーファインダーでの逆さ撮りどころか、次の試合の応援団も場所取りのために流れ込んできて、どさくさ紛れに痴漢をする者まで現れる始末だった。
痴漢達に純白プリーツスコートを捲られ、純白レースのフリル付きアンダースコートの上からお尻を撫でられた絵梨花は「キャッ」と飛び上がってしまった。
絵梨花達は夕立の雨でずぶ濡れになったコスチュームを外野席の端で、応援団旗で幕を張って着替えていた。
するとこれがまた、突風で旗が飛んでしまい、着替えが丸見え状態になり、純白レースのフリル付きスリップ姿を提供した絵梨花は、カメコたちにボーナスショットを与えることになった。
「あ!ちょっと!」
「旗が飛んじゃった!」
チアガール達は叫んだ。
「やだ撮られてる!」
周りにはカメコがレンズを向け連写していた。
「絵梨花ちゃんのスリップ!」
カメコ達は興奮気味に言った。
「テレビでスカートの下の白いの見たけど、これもいいな!」
パニエも良かったがスリップ一枚もいいという意味だった。
絵梨花は純白スリップ一枚の姿をカメコの集団に撮影されていた。
「やだ!やめてください!撮らないでください!」
絵梨花は必死に両手でスリップを隠した。
着替えを終え、やっと場外に出てバス待ちしてる絵梨花達に、雨が上がりの日が差してきた。
それが逆光となり、夏濃紺プリーツスカートが透け、純白スリップが透けて見えていたのだが、そこにまたまた、突風で、スリチラ、パンチラの連発。これもついて来たカメコ達に撮影されてしまった。
それを見ていたお笑い芸人コンビが、「あーまたまた絵梨花ちゃん発見!」と小走りに絵梨花に近づき、セーラー服姿に着替えた濃紺プリーツスカートを両サイドから一気に捲り上げて、茶巾を再現した。カメコ達は激しくシャッターを切った。テレビカメラも静かにレンズを向けていた。
お笑い芸人達は、「お前らに、ボーナスショットだよ。」とゲラゲラ笑って、ローアングルで絵梨花の純白レースのフリル付きスリップ姿を撮影していたカメコ達を馬鹿にした。
最後は、絵梨花も疲れきってしまったのか、お笑い芸人コンビや、カメコ達に抵抗する気力を失い、なすがままにされていた。
カメコたちは、無抵抗となった絵梨花にここぞとばかりに集中し、バスが到着するまで、セーラー服姿の絵梨花の濃紺プリーツスカートの中にまで寝そべって、最後まで逆さ撮りをしていたという。
パンチラアイドルの名にふさわしい、絵梨花の甲子園デビュー戦であった。
なお、女子チアガールはこの試合を最後に解散した。
本作品はレースとフリルさんの原稿に愛飢汚が加筆修正したものです。
本作品はフィクションであり人物、学校等は実在しません。
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